当院では過活動膀胱の患者さんに対し、ボトックス膀胱壁内注入療法を実施することが可能です。
過活動膀胱とは膀胱が過敏な状態で、自分の意思と関係なく膀胱が収縮する病気です。
【過活動膀胱の症状】
ボトックス膀胱壁内注入療法とは難治性過活動膀胱に対する新しい治療方法です。
膀胱鏡(カメラ)を用いて膀胱の壁内(筋肉)に直接ボツリヌス毒素を注射します。
ボツリヌス毒素は神経伝達を抑制する作用があり、膀胱の過剰な縮小を防ぎます。
これにより、尿意の切迫感や頻尿などの過活動膀胱の症状が緩和します。
当院では2泊3日の入院治療となります。
①局所麻酔を行う。
②膀胱鏡を挿入し、細い注射針を用いて、膀胱の壁内に約20箇所、ボツリヌス毒素を注入する。
③治療後、排尿して残尿量をエコー検査で測定する。その後、定期的な外来通院で経過観察を行う。
ボトックス膀胱壁内注入療法にご興味のある患者さんは説明および相談をさせていただきますので、一度当院の泌尿器科 鏑木 直人医師の外来(木曜午前)をご受診ください。