2023年7月、当院におけるロボット支援下腎全摘除術(Robot-Assisted Laparoscopic Radical Nephrectomy:RARN)の初症例を実施いたしました。
腎全摘除術はがんのある側の腎臓を全て取り除く術式で、腎部分切除術では取りきれない大きな腫瘍に対して行います。これまで開腹および腹腔鏡下で行われていた手術でしたが、2022年4月にロボットによる手術も保険適用となりました。ロボットを用いることで繊細かつ正確な動きで腫瘍を取り除くことができ、患者さんにとっても手術による傷が小さく、手術後の回復が早いというメリットがあります。
当院の泌尿器科では様々な術式でロボット手術を導入しております。今後も患者さんの体への負担が少ない低侵襲治療を積極的に進めてまいります。