2023年8月腎盂尿管移行部狭窄症の患者さんに対するロボット支援下腎盂形成術を当院で初めて行いました。
腎盂尿管移行部狭窄症は、尿管の一部が狭くなる(狭窄する)ことで、腎臓でつくられた尿の流れが悪くなる病気で、腎機能が悪くなったり、結石ができたり、腎盂腎炎等の感染症を起こしたりします。
腎盂形成術はこの狭くなった尿管を切除し、再度つなぎ合わせる手術です。開腹や腹腔鏡で行う場合、切除および縫合に高度な技術が必要で手術時間が長くなる傾向にありますが、ロボット手術を導入することで、より細かく正確な縫合が可能となり、手術時間の短縮につながります。
当院の泌尿器科では、患者さんの体への負担軽減につながるよう、ロボット手術を積極的に導入しております。