11月26日(金)当院で腎がんに対するロボット手術(ロボット支援下腎部分切除術)の初症例が行われました。
従来の開腹手術では肋骨の下付近に比較的大きな切開創が必要で、脇腹の筋肉を切開しなければならず、傷が大きく、手術後の痛みが大きいことが問題点とされていました。しかし、ロボットを用いることで立体的な画像から腫瘍と臓器の正確な位置関係を捉えながら手術を行うことが可能です。
また、小さい傷口で手術が行えるため、術後の痛みが少なく、患者さんの社会復帰を早めることができます。
腎がんのロボット手術開始に伴い、当院でのがん治療の選択肢がさらに増えました。今後も患者さんの体への負担が少ない治療を積極的に行ってまいります。