2024年11月1日、「乳房内の細かな石灰化」に対する精密検査(針組織生検)が実施可能となりました。
当院では、GE Healthcare社の「Senographe Pristina」というマンモグラフィ・トモシンセシス撮影装置を導入しております。また新たに、同社の「Serena3D Gen」という生検用ユニット(写真①)およびHOLOGIC社の吸引式針組織生検装置(eviva®︎ Breast Biopsy system, ATEC®︎ system:写真②)を導入し、3次元下での乳房内石灰化の生検が可能となりました。3次元下での乳房内石灰化生検を、通称“トモシンセシスガイド下組織生検”と呼びますが、従来のステレオガイド下生検と比較して、乳房内石灰化の位置確認をより立体的に認識することが容易となり、かつ操作性も向上していることから、検査時間の短縮さらには患者さんへの負担軽減につながることが期待されます。
検診などでみつかった乳房内石灰化の精密検査をご希望の方はご相談ください。
乳腺外科