脳血管造影検査とは、頭部の動脈や静脈の血管病変を診断するための検査です。血管の中にカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、その先端を脳血管まで進め、造影剤を注入し、X線撮影をします。
撮影した画像には脳血管が描出され、動脈瘤や血管狭窄などを診断できます。脳動脈瘤や脳梗塞、脳動静脈奇形などの脳血管障害の診断に欠かせない検査です。
当院では、新棟3階に脳血管造影検査・脳血管内治療の専用ルームを設けております。
撮影装置には、最新鋭のシーメンスArtis zee BA Twin を採用、導入しております。
この撮影装置は、55インチのlarge displayを備えた血管内に細い管(カテーテル)を挿入し、造影剤を注入することで、微細な血管病変の診断を可能にします。また、様々なデバイス(ステントやコイル等)を使用した最新の血管内治療にも対応します。
最先端のテクノロジーを用いた3D 撮影機能を搭載しており、CT装置でしか得ることのできなかった断層画像や3D画像の撮影も可能で、複雑な血管の走行も短時間で確実に把握できるようになります。その他にも検査、治療に役立つ数多くの機能を搭載しています。
また、放射線被ばくの低減も十分に考慮したシステムですので、安心して検査・治療を受けていただけます。
脳梗塞、脳出血、脳動脈瘤などの脳血管障害