重要なお知らせ

院長挨拶

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病院創立から43年が経ちました。また、新棟竣工から10年の月日が流れ、我々の提供できる医療内容も格段とグレードアップしてまいりました。これもひとえに地域の方々や、開業医の先生方、介護施設の方々、救急隊をはじめ、医療・介護にかかわるすべての皆様のご協力の賜物と存じます。この場をお借りしまして心より御礼を申し上げます。

診療内容では、最先端の手術支援ロボット「da Vinci Xiシステム」を導入し、前立腺がんや腎がん、肺がんや縦隔腫瘍、直腸がんや肝臓がん・膵がん、鼠経ヘルニアなどで質の高い手術治療を提供しております。また2023年に新たに導入した手術支援ロボット「Hugo RAS system」もda Vinci Xiシステムと併用して活用しています。

2024年1月にフルオープンした新松戸高精度放射線治療センター(ShinMatsudo Accuracy Radiation-Therapy Center:SMARTセンター)では、がんの全身検索を高い精度で行えるPET-CT検査や最先端の機器による放射線治療を開始いたしました。これまで行ってきたがんの内視鏡・腹腔鏡を用いた低侵襲治療から高度進行がんの拡大手術や抗がん剤療法に加え、質の高い放射線治療を提供できるようになりました。また、同時にPET-CTの導入によって、全身にわたるがんの網羅的診断ができるようになりました。すでにこれまで行ってきたリキッドバイオプシーによる遺伝子診断と併せて行うことで、より精度の高いがんに係る診断をすることができるようになります。より一層、がん診療力を強化した病院としての機能を充実させ地域の皆様に健康と安心な暮らしを提供してまいります。

この3年は新型コロナ感染症のまん延で、医療界だけでなく社会全体が大変な混乱状態となりました。感染症学的にはまだコロナが根絶したわけではなく、これからコロナと併存しながら生活していかなくてはなりません。しかしながら、社会的にはアフターコロナとして新しい局面に入り、当たり前の生活ができるようにしなければなりません。この厳しい数年間ではありましたが、この経験は人類にとって、医療界にとって新たな価値観を獲得する機会となりました。これからも、最先端の医療を提供すべく職員一丸となって地域の皆様方に貢献してまいりたいと存じます。

我々のパートナーである地域の皆様には、今後も変わらぬご愛顧・ご指導および忌憚なきご意見を賜れば幸いです。新松戸中央総合病院をよろしくお願い申し上げます。

2024年4月
院長 松尾 亮太

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